社長が夜逃げして倒産しました。
公開日: 2015年12月27日日曜日 DTP Web 現場 将来 倒産 夜逃げ
ついにこの日を迎えてしまいました。社長が資金を持って逃げて行きました。
事実上の倒産です。
順を追って説明していきます。
社長は先月からあまり姿を見せなくなりました。
社長宛の電話や請求書がバンバン来ています。
役職者同士の話を盗み聞いてみると、どうやら金策に走っているらしく、そのせいで会社に寄る暇もない、とのことでした。
仕事自体も、ほとんどありませんでした。
しかたがないので自社関連サイトの改修 とか、他の部署の梱包手伝いとか、そんなことばかりやっていました。
そのうち、AdobeCCから「今月金払ってないよ〜」とのメッセージが表示され、直属の上司に相談して調べてもらった所「クレジットカード凍結されてる。。。」とのこと。
上司が社長に電話をしたのですが、つながりません。
支払いはできてないですが、30日間はAdobeCCが使えるみたいなので、とりあえずは辛抱して使用してくれ、と言われました。
この時点で、ああ、もう終わるんだな、と思いました。
翌日、オフィスに大家と管理人がやってきて、受付で長い間話し込んでいました。
家賃の支払がされておらず、このままでは内容証明を送って裁判をしなければならない、といった事を告げたそうです。
その日も一日中電話が鳴り続けて「社長は現在でかけております」と何度も何度も受付の子が応答していました。
もうそろそろ終わりだね、とみんなで話してました。
その夜、副社長から社員に向けて一斉メールが来ました。
「業務を継続することが難しい自体が発生しました。明日は自宅待機でお願いします。明後日説明します。」
やっぱり終わりなんだな、と思いました。
翌日は求人サイトを眺めていました。
もう自分は30半ば。元から給料の良い会社、福利厚生充実したところなど難しいでしょう。マネージャー 経験があって当たり前、という年齢です。
未経験可!入社一年で幹部クラス!クリエイティブでやりがいのある仕事!能力に応じて昇給!などの言葉が踊る求人サイトを見ていると、暗澹たる気持ちになってきます。
内定が決まっても、若い人たちに顎でこき使われ、物覚えの悪いおっさんだと馬鹿にされる未来が見えます。社内で孤立し、心を病んで自殺しちゃうんじゃないだろうか、と思い始めました。一年前はこんな気持はなかったのですが。
能力もないのにプライドだけは肥大して困ったものです。俺は本当にクズだから困ります。
次回に続きます。
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