久しぶりに面接にいった
公開日: 2016年2月25日木曜日
人と話さない日々が続いている。元来、人見知りが激しい&内気な人間なので、たまに遊ぶ人とくると2人くらい。
地元に帰れば後数人増えるんだけど。
そんな人間なので、本当に一言も発せずに一日が終わる時がある。
そんな人間が面接に向かうと、上手に喋れなくなって失礼な発言をする己に気がつく。
そもそもこの面接は成り行きで決まったもの。
ハローワークでなんとなし求人募集をプリントアウトして、その後職業訓練についての相談をしてたら、職員のおっちゃんが「募集の紙もってたろ、また募集窓口に並び直すのは手間だから、ここで会社に連絡とってやる」と親切を言われ、応募する気のなかった会社で面接することになってしまったのだ。
面接に行ったらひどかった。
会社の名前は書かないでおこう。
会社は会社名そのものが付いたビル、すなわち自社ビルというものの中にあった。
会社ではオリジナルの洗髪剤を扱っていた。
「えっ、シャンプーでなんで自社ビルが建つんですか?他の商売で稼いでるんですか?」
「……何が言いたいんですか?」
「えっ、正直に言って全然有名でもない商品でなんでビルが建つほどの売上が出来るの?」
「……うん、説明するとですね」
会社が以前より扱っているものは「癌に効きます!」というウリ文句で、90年台初めにはテレビや雑誌にも取り上げられた「活性石の微粉末を沸かして呑む薬ではないもの」で巨万の富を得た会社であった。
昨今では薬事法の問題で、以前の様に「がんに効く!!」等と表記できなくなったという。
売上は落ちているが、今でも口コミで買い求めるものがいて、医療従事者の中でも患者にすすめる者もいるという。
最近では「活性石の微粉末」ベントナイトを用いて頭皮ケアの商品を開発販売している。
「活性石の微粉末を沸かして呑む薬ではないもの」を説明する際「ホメオパシーの様なものだね」といった時点で 自分の頭は「なんかやばい会社だ!!!」という頭に切り替わってしまって、もう一刻も早く面接を終わらせたくなった。
要領の悪い質問をするので面接官はどんどん不快になっていくのがわかった。
久しぶりの人類との会話のせいで頭がうまく回らなくてすみませんでした。
フォローしておくと、自分が勝手な偏見を持っているだけで、効果がある!っていう人もいる素敵な「活性石の微粉末を沸かして呑む薬ではないもの」です。
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